深い設定を与えられず適当に作成された、生きる希望を持たない無益で無意味な哀しきモンスター。負のゆるキャラ。
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テキモンワールドとは何か。
そもそもテキモンとは何か。
今回は、われわれが最も気にしているであろうその謎を、こちらのミロク・ラマズリー伯爵に解説していただきたいと思う。
ごきげんよう。
"テキモン"と聞いて、最初に思い浮かぶ言葉は何だろうか。私は"原風景"だ。
君がもし、テキモンのことを知っているならば、これ以上これを読む必要はない。すぐに新たなテキモンを探しに行くのだ。
だが君がもし、テキモンのことを知らないのであれば、少しばかりテキモンについて掻い摘んでみるのも良いのではないだろうか。
なに、そう長い話でもないさ。
コーヒーブレイクにでも聞き流してくれると、私も嬉しい。
月夜の天使について、一緒に語りあおうじゃないか。
テキモンは実に多様な存在だ。だから、その定義を明確に定めることは難しい。だがあえて、ここはテキモンのテキモンたる所以をあげてみよう。
まず、彼らは燦然たる光と深き闇の両方の面からなるということが言えるだろう。
彼らは色を知らない。彼らは光と闇のみによって成る存在なのだ。だが、それのみによって彼らを定義するのは実に浅はかあり、軽率と言えよう。
彼らは存在する理由を持たぬ、悲しい生き物なのだ。愛することも、愛されぬことも知らない、無意味な存在。存在自体にかろうじて意味を持つ、この広い世界にとっては限りなくちっぽけな者たちなのだ。
君には愛してくれる家族がいる。友がいる。仲間がいる。だが彼らは、そのいずれも知らないのだ。もちろん、君も独りで寂しい思いをしたことはあるだろう。だが、彼らは寂しさを知らない。孤独を覚えず、喜びを感じない。
虚ろな彼らに生きる意味を与えてやってほしい。それが私からの願いだ。彼らの存在を、その意味を、理由を、君なりに見つけてやってくれ。
さて、ここでそんな彼らの特徴を私なりに箇条書きで簡単にまとめておこう。何かの参考になると嬉しい。
彼らを構成する要素は主にこの3つだ。特に最初の色についての項目は重要だ。テキモンの醍醐味に他ならないだろう。
おおよそ、これだけ知っておいてくれればテキモンを知り尽くしたも同然だ。もちろん、全部一度に覚えなくても問題はない。
君がテキモンを知れば知るほど、自然と君の中にテキモンが入り込んでくるだろう。
何はともあれ、君はただそこにいてくれるだけでいいのだ。それだけで、彼らは満たされるのだから。
テキモン最大の謎、それはテキモンの作者だ。
2人組のグループということ以外、私もよくわかっていないのが現状だ。
そんな彼らへの連絡先を以下に示しておこう。
もうこれ以上私の口から語ることはない。
テキモンワールドは君をいつでも歓迎する。
君と会えるのを楽しみに待っているよ。
幸運を。